活動報告
2022年度
2022年度総会開催のご報告2022.5.24
去る21日(土)、東工大のホームカミングデーに合わせて社工会2022年度総会・トーク会が開催されました。総会には41名の会員、また、トーク会には75名の会員及び現役学生等にご参加いただきました。
当日の議事録は右の通りです、会員の皆様はご確認ください。 なお事務局長は十代田朗さん(國學院大學教授)から真田純子さん(東工大土木・環境工学系准教授)に交代しました。どうぞよろしくお願いいたします。 |
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2021年度
2021年度社工会総会開催のご報告
日時 2021年5月22日(土) 14:30~17:00
場所 Zoomによるオンライン開催
場所 Zoomによるオンライン開催
第一部 トークイベント
社工会総会に先立ち、中村良夫名誉教授(1976~98年社工在籍)をお迎えし、社会工学の原点を探る視点からの基調講演と、広島市の実践的な応用プロジェクトに関わった社工メンバーとのトークをセットにした企画でした。
中村先生のご講演「19世紀フランス産業革命期における社会学の成立と社会工学の原型」では、「社会の大変革期を迎えたフランスにおいて、社会課題を解決するために哲学と科学的な思考を持った理工系人材がいかなる発想で何にどう取り組んだか。」について豊富なご説明があり、さらに「東工大社会工学科もその潮流の中で生まれ、どの研究室も現場・実験主義を実践し社会課題に取り組んできた。50年という歴史は長い。その遺伝子は組織が変わっても残り続けていくはず。今まさに大変革の時代であり社会工学的な発想が重要な時代だ。」といった社会工学の真髄に迫るお話をしていただきました。 講演に引き続き、中村研究室の錚々たるメンバーも加わり、社会工学的な実践的な取り組みであった広島市平和記念公園のそばの太田川護岸デザインを題材に、景観・人・歴史・文化風俗・社会にまたがる話題が繰り広げられました。社工会の幅広い分野の一人一人の心に残るものの多かったであろうトーク会となりました。 期間限定・会員限定ですが動画をアップしますので、ぜひご覧ください。(URL等は社工会メーリングリストで配信します。未登録の方はこちらより事務局へお問い合わせください) また後日記録も作成しアップする予定です。 基調講演:中村良夫先生(東京工業大学名誉教授) 「19世紀フランス産業革命期における社会学の成立と社会工学の原型」 トーク会:中村良夫先生 北村眞一さん(79D、中村研) 岡田一天さん(80M、中村研) ※司会 小野寺康さん(87M、中村研) 西村真さん(86M、渡辺貴介研、社工会会長) 第二部 総会総会では2020年度の活動報告と会計・監査報告、2021年度の事業計画と予算案、新役員について審議され、投票の結果、いずれも承認されました。ご参加の会員の皆様、有難うございました。
以下、総会での配布資料と議事録を掲載しますので、ご欠席の会員各位におかれましてはご一読いただければ幸いです。
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2020年度(令和2年度)
役員会のご報告2020.12.23
社工会の皆様
コロナ禍で激変の年となりましたが、いかがお過ごしでしょうか? 昨年3月に200名以上もの方々が集まり盛大に新社工会の総会と記念イベントか開催されましてから早くも一年半以上経ちます。2019年度にいくつかのイベントも企画しておりましたが、コロナ禍に襲われ延期せざるを得ませんでした。また通常ですと今年の5月の東工大ホームカミングデイの日に定例総会を開催する予定でしたが、キャンパス閉鎖、ホームカミングデイ中止によりこれも延期となりました。その後状況を見ておりましたが改善の見込みもたちません。 このような状況を踏まえ先日役員、事務局でweb会議を開催し様々なことを話し合いました。そこで延期としている2020年度総会については活動も実質的に足踏み状態となっていることから、臨時措置として役員、事務局で2019年度の活動報告および決算、2020年度の活動計画と予算について確認し、皆様にホームページ上でご報告するスタイルをとることといたしました。web総会の方法もありえるのですが、今回はこのような方法をとることについてご理解をいただきたく、よろしくお願いいたします。 なお来年度は5月22日に東工大ホームカミングデイが予定されています。状況が改善するか不透明な面はありますが、今度はwebも活用した総会と何らかのイベントも計画したいと企画を練っているところです。その節は皆様のご参加をお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。 また社工会の生命線は人脈であり連絡網です。リタイアなどの事情で社工会に登録されているアドレスが不通になるケースが多発しています。何とぞ登録アドレスの見直し(追加も可)をお願いします。加えて周りの未登録の社工の知人の方々にも登録をお薦めください。個人情報は非公開としておりますのでご安心ください。事務局までご一報をお待ちしております。 社工会会長 西村真(84B/86M渡邊貴介研)
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左記役員会に係る資料をダウンロードしてご覧いただけます。
(PDFファイル、660KB)
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前年度以前
平成31年度
2019年度 社工会総会を開催しました
2019.3.12
2019年3月9日(土)、2019年度総会を開催し、会則の改定、新役員の選任等を行いました。詳しくはこちらのページをご覧ください。
また同日、社会工学科50周年記念パーティーを併せて開催し、223名の会員にて懇親いたしました。 ※2018年度総会での承認に基づき、2018年度は2018年4月1日~2019年2月28日、2019年度は2019年3月1日~2020年3月31日になっております。2019年5月のホームカミングデー時の総会・イベントは今年は行いませんので、ご了承ください。 |
第1~5回社会工学科OB&OG懇話会の講演録
2019.3.12
社会工学に学び、様々な分野で活躍されている卒業生が経験を伝える「社会工学科OB&OG懇話会」を2017年度より5回に分けて開催してまいりましたが、五十周年記念誌の刊行に合わせて、各回の講演録が完成いたしました。ぜひご覧ください。
第1回 2017.10.25開催
横浜市の街づくりに携わって~市民とともに創り育てる地域まちづくり~ 講師:額田樹子氏(82B・石原研、横浜市泉区長)
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第2回 2018.2.28開催
地方創生って一体なんだ? 〜限界集落からの報告〜 講師:渡邉泰治氏(85B・原科研、地域おこし協力隊)
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第3回 2018.4.25開催
まちづくりをする鉄道会社での多様な仕事を経験して 講師:藤田浩明氏(93B95M・熊田研、東急電鉄)
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第4回 2018.7.25開催
社会を工学するチカラが、世界を変える 講師:寺本中氏(02B04M・宮嶋研、西友)
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第5回 2018.11.7開催
次の社会を工学的にデザインする 講師:上原高志氏(95B・宮嶋研、Japan.Digital.Design) 金子大介氏(09B11M・武藤研、みらい創造機構)
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平成30年度
2018年度 社工会総会を開催しました
2018.6.26
2018年度社工会総会を、東工大ホームカミングデーにあわせ、5月26日(土)に東工大大岡山キャンパスで開催いたしました。
当日は43名の会員にご出席いただきました。ありがとうございました。
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第3回社会工学科OB&OG懇話会が行われました
平成29年度
第2回社会工学科OB&OG懇話会が行われました
2018.2.28
社会工学に学び、様々な分野で活躍されている卒業生が経験を伝える「社会工学科OB&OG懇話会」の第2回が開催されました。
第2回は、新潟県魚沼市横根地区で地域おこし協力隊として活躍する渡邉泰治氏を講師にお招きし、50代にして農山村へ活動の場を移した経緯、集落の魅力を売り出すための創意工夫などについてご講演を頂きました。 「地方創生」でいう“地方”とは“東京の引力圏内”にある地方都市やまち場であり、その引力圏外にある地域や集落に地域おこしの可能性を見出す渡邉氏は、地元の人たちとグループを立ち上げて「よこね米」のブランド展開に奔走、ECサイトの構築やふるさと納税返礼品事業への参加、オーナー制度・交流事業を展開しています。その中で気づいた農村集落ならではの"東京の引力”とは違ったモノの考え方や、大都市のどのような消費者にどんなカタチで売り込むかという戦略について、また「地方創生」という政策や概念に対する思いを話されました。 当日は学生11名を含む42名の会員が参加し、懇親会も含め、熱い議論や情報交換が行われました。ご参加いただいた皆様、どうも有難うございました。 なお事務局では現在記録を作成中です。後日の公開を楽しみにお待ちください。 |
第1回社会工学科OB&OG懇話会が行われました
2018.2.5
新しい社工会活動の一環として、社会工学に学び、様々な分野で活躍されている卒業生が経験を伝える「社会工学科OB&OG懇話会」の第1回が、去る2017年10月25日に開催されました。これは、就職活動を控える現役学生へ、卒業生がどのように社工で学んだことを活かしながら現場で活躍しているのかを伝えることを第一の目的としたものです。
第1回はゲストとして、横浜市泉区長の額田樹子(ぬかたみきこ)さん(82B)をお迎えし、「横浜市の街づくりに携わって~市民とともに創り育てる地域まちづくり~」と題してご講演を頂きました。 初の女性土木職として横浜市に入庁されて以来、多くのまちづくりの仕事に従事されてきた額田さんより、横浜市の都市づくりの6大事業から地域まちづくりへと移り変わっていった経緯をまずご解説いただいたうえで、密集市街地での防災まちづくりや地域交通サポート事業、ヨコハマ市民まち普請事業などの、市民自らがかかわっていく地域まちづくりの実例について、詳しくご紹介いただきました。今後の高齢化の進展に備え、行政と地域でどのように取り組んでいくのかという社会工学的な論点も最後に示され、その後の質疑では活発な議論が行われました。 この催しには就職活動を控える学部3年生や修士1年生たちが主に参加しましたが、同時に卒業生である社工会会員にも多数ご来場いただきました。懇話会の後には懇親会も行われ、学生と卒業生の交流が行われ、学生にとってとても有意義な一日だったと思います。 本企画は今後も引き続き開催する予定ですので、どうぞご期待ください。(第2弾については、こちらをご覧ください) なお、当日の講演内容を以下のリンクよりダウンロードいただけます。(Adobe PDF 2.6MB) |
171025-第1回社会工学科OB&OG懇話会講演録.pdf | |
File Size: | 2700 kb |
File Type: |
2017年度 社工会総会が開かれました
2017年度の社工会総会が、5月20日(土)、東工大大岡山キャンパスで開催されました。
当日は59名の会員にご出席いただきました。ありがとうございました。 第一部「ディスカッション・ニュー社会工学への道」では、まず土肥真人氏(特別会員・現東工大准教授)から、昨年バングラデシュで亡くなった下平瑠衣さんの研究や業績、人柄などを紹介し、「このように素晴らしい若者がいたこと、そして瑠衣さんを連れ去ってしまった世界の歪み、それこそが瑠衣さんが正したかったことなんだという、彼女の不動の意思を知って頂きたくて、今日はお時間をいただきました」とのメッセージを述べられました。 続いて角田光男氏(72B)による進行で、5名の同窓生が社会工学科・専攻卒業に携わっている業務について紹介した後、それぞれの立場から見た社会工学に対する思いを語りました。 まず小林清氏(81B)は都政に身をおいた経験から、「多岐にわたる分野を包括する社会工学があり、他の分野、他の人と交わってスパークすることで生まれる価値が生まれる。このことは実社会に入るとまさにそのもの。」「行政にいると、正解はひとつとは限らない。問題は決めたものにどうアプローチするか、どうフォローするかだと思う。華山先生から学んだ現場主義をこれまで意識してきた。」と話されました。 続く本田恵理氏(84B)は、現職のアジア開発銀行での勤務も含めた22年間の海外生活を振り返り、「いろんな分野のことをちゃんと少しずつ分かって、いろんな分野の専門家を束ねていくのに社会工学で勉強したことが役に立っているのかな」と感想を述べ、「専門の人は自分の専門に集中する。途上国の上水道整備プロジェクトでも、ファイナンスの専門家は水道料金を上げろというが、社会福祉の専門家は貧しい人たちがたくさんいるから上げてはいけないという。そういう人たちに話し合いをしてもらって妥協点を見つけていく」といった局面に、社会工学同窓生の活躍の場があることを示されました。 また、西村真氏(84B)は都市開発の現場に身を置きながら、「数パーセントでいいから、会社の中にも、行政の中にも、草の根的なまちづくり活動の方にも、ディベロッパーにも(社会工学的視点の人材が)いて、いろんなセクターにそういう価値観が共有できる人が育ってくると、また大きな動きがじわじわと出てくると感じている」とした上で、「社会工学科という看板がなくなっても、スピリッツがどこかに面々と受け継がれるような運営を大学にもしてもらいたいし、同窓生も年齢に関係なく、そういうことを共有する集団がいるということを忘れないように、社工会を失わないようにしたい」との思いを話されました。 そして中田康之氏(93B)は、「授業や友達との会話の中で、パブリックマインドというものが非常に社会で重要なんだということを強く感じて、そういう仕事をしたいと思った」という学生時代のエピソードを紹介し、不動産市場を安定化するファンドを作る業務の中で、「社会学から空間デザインまで、幅広い人と一緒に一つの仕事をすることを実感し、正に社工っぽい仕事」だと感じたと述べられました。 最後に、白川慧一氏(05B)が不動産手数料に関する調査研究業務を例にジェネラリストの視点の重みを感じているという逸話を紹介し、「(社会工学出身の)若手は、10年、20年経った時に、“社会工学出身です”と言ってもどこまで通用するか分からないけれども、その時に社会工学のスピリッツを説明できる、行動できるようになるのが良いと思う」と締めくくられました。 その後、会場から活発な質問やコメントが発せられました。 第二部「社工会総会」では、2016年度の活動報告、同決算・監査報告、2017年度事業計画案、同予算案、社工会個人情報取扱規程案について議案説明及び質疑が行われ、議事録の通り決定しました。 ご参加いただいた皆様、まことに有難うございました。 |
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平成28年度
2016年度 社会工学専攻・社会工学科学位授与式が行われました
平成29年3月27日(月)、東工大の学位授与式が行われ、社工会の佐藤会長が祝辞を述べました。
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ただいまご紹介にあずかりました、社会工学科の同窓会である社工会の会長を務めております、佐藤年緒です。私は42年前、第6期生として皆さんと同じように卒業を致しました。今日は、朝は花冷えというか、冷たい雨が降っていましたけれども、午後になって暖かく陽が差してきて、非常に晴れやかな学位記授与の式典になり、心からお祝い申し上げます。おめでとうございます。
社会工学科がいよいよ閉鎖されるというお話が伝わってまいりまして、同窓会として「これは一大事だな」と思いながら、これからの同窓会はどうやったら良いかということを模索しております。今日はお祝いではありますけれども、これから船出の後に、様々な困難もきっとあるのではと思います。梗概集を拝見すると、松井専攻長が「社工が存続する限り、誠意を持って教育を続けていく所存です」と書かれています。そして「卒業・修了生の皆さんがその後ぶつかるであろう問題を解決する基礎となる、あるいは行く先を照らす道標となることを願っています」ともあります。つまり学んだことが将来に向けて皆さんが力強く旅を続けることができる基礎になってほしいという願いを先生が書かれていますが、本当にそうだなと思います。大学時代の基礎から学んだことには、皆さんの人生の道標になるものがあると思います。でも大学が折角送り出して下さった訳ですから、今度は私たちが社会人として皆さんを受け入れ、仲間として社会で活躍できる集団になって欲しいなと思います。社会工学科卒という名前、ないし専攻修了という名前がもう希少種になろうとしていますが、非常に貴重な名前だと思います。しかしその名前を持って社会の中で一生懸命仕事をやってきた方々は2000人もいらっしゃいます。2000人の仲間が皆さんをいま待っている訳です。ですから、今日は社会工学科の会にデビューした、非常にハレの日だと思います。そういうことで、これから皆さんと一緒に何が私たちにとって出来るのかということを模索したいと考えています。
具体的には2つのことを皆さんにお伝えしたいと思います。私の年齢はいくつだろうって推測できると思いますけど、やはりOBの人たちは半世紀が経っているわけですね。約50年。半世紀たって、人生反省することも色々あり、自分たちの失敗などを皆さんにも伝えていけば、きっと仕事をしていく上で何か役に立つことが多いのではないかと思います。私たちOBが何を社会で学んで、何が社会工学にとって必要だったのか、これからの社会工学はどうあるべきかということを、大学に学科はなくなってしまうかもしれませんが、私たちの中ではこれからの社会と科学技術はどうあるべきかということを言っていけるような、知識とか知見とか経験の分かち合いをしようと思っています。5月20日に蔵前工業会がホームカミングデーを開くのに合わせて社会工学科の同窓会も開き、「ニュー社会工学への道」というタイトルでディスカッションする予定です。5人ぐらいのOBにお越し頂いて、社会で体験したこと、これからの活かすべきこと等をお話して、若い方にメッセージを伝えようという企画を準備しております。5月20日午後1時半から、西9号館3階W933で開くことになっていますので、ぜひおいでください。その後、社工会の総会を開き役員などを決めたりするほか、2年後にいよいよ学生さんがいなくなった時に、同窓会をどうするかということを意見交換したり、社工の50年の歴史を振り返ろうということで、記念誌を発行しようとしていますが、その編集作業の話などが話題となる予定でおります。皆さんがこういう集団に加わっていただければ、歴史も見られるし、OBの人たちが何を考え、どういう苦労をしている、どういうことを喜びとして社会で活躍しているかということを、一緒の時間の中で学んで頂けるのではないかと思います。そういう意味を込めて、ぜひ5月20日土曜日、社工会同窓会においで頂ければと思います。
今日手ぶらで来るのも失礼だなと思いましたので、懇親会用に一升瓶の日本酒で「開運」、運が開けるというお酒を持ってきましたので、一杯ちょっと飲んでいただければ、きっと運が開けていくと思います。
少し付け加えますと、「OBのこういう人たちにこういうことを聞きたい」という要望を言って頂ければ、私たちはそういうOBを呼んで皆さんにお話しするような会も企画しようとしています。ぜひ「こういう人が知りたい、会いたい」とか、今後就活をする方にとっても、「こういう業界で活躍している人を呼びたい」ということを言って頂ければ有難いなと思います。
社工会にはもう皆さん入会されているそうで、二年前に(社会工学専攻・学科入科式で)タコ焼きを食べた人はみんなそうです(笑)。なぜタコなのか不思議ですが、四方八方にいろいろ活躍しているっていう意味でのことだと思います。したがって、もう皆さん会員ですから、ぜひ社工会を活用していただければと思います。
お祝いというよりはPRみたいな形になってしまいましたが、これからが船出、スタートです。母校というか母学科が仮になくても、先生方や私たちとのつながりがあれば、実力を発揮して夢が実現できると思いますので、これをスタートに、ぜひこれからますます皆さんご活躍ください。おめでとうございます。
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ただいまご紹介にあずかりました、社会工学科の同窓会である社工会の会長を務めております、佐藤年緒です。私は42年前、第6期生として皆さんと同じように卒業を致しました。今日は、朝は花冷えというか、冷たい雨が降っていましたけれども、午後になって暖かく陽が差してきて、非常に晴れやかな学位記授与の式典になり、心からお祝い申し上げます。おめでとうございます。
社会工学科がいよいよ閉鎖されるというお話が伝わってまいりまして、同窓会として「これは一大事だな」と思いながら、これからの同窓会はどうやったら良いかということを模索しております。今日はお祝いではありますけれども、これから船出の後に、様々な困難もきっとあるのではと思います。梗概集を拝見すると、松井専攻長が「社工が存続する限り、誠意を持って教育を続けていく所存です」と書かれています。そして「卒業・修了生の皆さんがその後ぶつかるであろう問題を解決する基礎となる、あるいは行く先を照らす道標となることを願っています」ともあります。つまり学んだことが将来に向けて皆さんが力強く旅を続けることができる基礎になってほしいという願いを先生が書かれていますが、本当にそうだなと思います。大学時代の基礎から学んだことには、皆さんの人生の道標になるものがあると思います。でも大学が折角送り出して下さった訳ですから、今度は私たちが社会人として皆さんを受け入れ、仲間として社会で活躍できる集団になって欲しいなと思います。社会工学科卒という名前、ないし専攻修了という名前がもう希少種になろうとしていますが、非常に貴重な名前だと思います。しかしその名前を持って社会の中で一生懸命仕事をやってきた方々は2000人もいらっしゃいます。2000人の仲間が皆さんをいま待っている訳です。ですから、今日は社会工学科の会にデビューした、非常にハレの日だと思います。そういうことで、これから皆さんと一緒に何が私たちにとって出来るのかということを模索したいと考えています。
具体的には2つのことを皆さんにお伝えしたいと思います。私の年齢はいくつだろうって推測できると思いますけど、やはりOBの人たちは半世紀が経っているわけですね。約50年。半世紀たって、人生反省することも色々あり、自分たちの失敗などを皆さんにも伝えていけば、きっと仕事をしていく上で何か役に立つことが多いのではないかと思います。私たちOBが何を社会で学んで、何が社会工学にとって必要だったのか、これからの社会工学はどうあるべきかということを、大学に学科はなくなってしまうかもしれませんが、私たちの中ではこれからの社会と科学技術はどうあるべきかということを言っていけるような、知識とか知見とか経験の分かち合いをしようと思っています。5月20日に蔵前工業会がホームカミングデーを開くのに合わせて社会工学科の同窓会も開き、「ニュー社会工学への道」というタイトルでディスカッションする予定です。5人ぐらいのOBにお越し頂いて、社会で体験したこと、これからの活かすべきこと等をお話して、若い方にメッセージを伝えようという企画を準備しております。5月20日午後1時半から、西9号館3階W933で開くことになっていますので、ぜひおいでください。その後、社工会の総会を開き役員などを決めたりするほか、2年後にいよいよ学生さんがいなくなった時に、同窓会をどうするかということを意見交換したり、社工の50年の歴史を振り返ろうということで、記念誌を発行しようとしていますが、その編集作業の話などが話題となる予定でおります。皆さんがこういう集団に加わっていただければ、歴史も見られるし、OBの人たちが何を考え、どういう苦労をしている、どういうことを喜びとして社会で活躍しているかということを、一緒の時間の中で学んで頂けるのではないかと思います。そういう意味を込めて、ぜひ5月20日土曜日、社工会同窓会においで頂ければと思います。
今日手ぶらで来るのも失礼だなと思いましたので、懇親会用に一升瓶の日本酒で「開運」、運が開けるというお酒を持ってきましたので、一杯ちょっと飲んでいただければ、きっと運が開けていくと思います。
少し付け加えますと、「OBのこういう人たちにこういうことを聞きたい」という要望を言って頂ければ、私たちはそういうOBを呼んで皆さんにお話しするような会も企画しようとしています。ぜひ「こういう人が知りたい、会いたい」とか、今後就活をする方にとっても、「こういう業界で活躍している人を呼びたい」ということを言って頂ければ有難いなと思います。
社工会にはもう皆さん入会されているそうで、二年前に(社会工学専攻・学科入科式で)タコ焼きを食べた人はみんなそうです(笑)。なぜタコなのか不思議ですが、四方八方にいろいろ活躍しているっていう意味でのことだと思います。したがって、もう皆さん会員ですから、ぜひ社工会を活用していただければと思います。
お祝いというよりはPRみたいな形になってしまいましたが、これからが船出、スタートです。母校というか母学科が仮になくても、先生方や私たちとのつながりがあれば、実力を発揮して夢が実現できると思いますので、これをスタートに、ぜひこれからますます皆さんご活躍ください。おめでとうございます。
下平瑠衣さんご葬儀への供花のご報告
7月1日(日本時間2日)のバングラデシュ・ダッカでのテロ事件において亡くなられた下平瑠衣さん(2013修了)のご葬儀に際し、社工会よりお花をお供えさせていただきました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
平成28年度 社工会総会のご報告
2016年5月21日(土)15時30分より、平成28年度の社工会総会が東工大大岡山キャンパス西9号館933教室にて開催されました(出席者:49名)。
その結果、①新役員として、会長・佐藤年緒氏(75B)、副会長・池野朋彦氏(85B)、監事・渡辺美衡氏(82B)、事務局・十代田朗氏(85B)をそれぞれ選出、②大学の組織改編に伴い社会工学科・専攻は廃止となるが、社会工学最後の学年で50期生が卒業するまで(2019年3月31日)は、社工会はこれまで通り活動を続け、それまで組織固めをしっかり行い、50期生卒業以後の社工会もついての方針を決めること等が決定されました。
詳細は議事録PDFをご覧ください。
その結果、①新役員として、会長・佐藤年緒氏(75B)、副会長・池野朋彦氏(85B)、監事・渡辺美衡氏(82B)、事務局・十代田朗氏(85B)をそれぞれ選出、②大学の組織改編に伴い社会工学科・専攻は廃止となるが、社会工学最後の学年で50期生が卒業するまで(2019年3月31日)は、社工会はこれまで通り活動を続け、それまで組織固めをしっかり行い、50期生卒業以後の社工会もついての方針を決めること等が決定されました。
詳細は議事録PDFをご覧ください。
平成28年2月27日(土)各期代表者会
平成27年度総会は,行いませんでした.代わりに,各期の代表者が集まり,社工会の今後の在り方について
意見交換しました.当日の意見は,次第・議事録をご覧ください.
平成27年度総会は,行いませんでした.代わりに,各期の代表者が集まり,社工会の今後の在り方について
意見交換しました.当日の意見は,次第・議事録をご覧ください.
平成26年社工会総会(岡部聰氏講演+懇親会)
H.26年5月25日(日) 全学同窓会が協力してホームカミングデイが実施されました。 社工会もこのイベントに合わせて、総会、講演会、交流会を開催しました。 講演会 『新興国への事業活動に求められる現地現物的アプローチ』 岡部聰(東海東京証券(株)副会長。トヨタ自動車(株)元専務取締役。社工2期) |
講演会動画がご覧になれます。
ここをクリックしてください。 |
2013年4月12日社工新入生歓迎会
社工会主催の新入生歓迎会が4月12日に開催されました。
学部3年生により、新たに加わる学部2年、修士1年の新社工生が盛大に迎え入れられました。
学部3年生により、新たに加わる学部2年、修士1年の新社工生が盛大に迎え入れられました。
活動報告アーカイブ
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