社工会新体制メンバー紹介
2023.8.25
任期満了に伴い、去る5月20日の総会において、以下のメンバーが引き続き役員を務めることが承認されました。あらためて、ご挨拶いたします。
会長 西村真(84B/86M・渡辺貴介研) ※留任5月20日に開催された総会で社工会会長を留任することになりました西村です。
2019年に会長を拝命してから3期目になります。 役員一同留任し、昨年就任された真田事務局長とともに社工会に関わります。 総会後の速報でもお伝えしましたが、多様な社会課題に幅広い視点で取り組む社工的な姿勢がますます重要な時代です。 多彩な活躍をされているメンバーが細くとも長く繋がり、時には刺激し合えるプラットホームとしての社工会は、人と人をつなぐチャンネルの一つとして貴重なものだと考えています。 予算も役員・事務局のマンパワーも限りのある会ですが、コロナ禍をきっかけにむしろオンラインでの活動がしやすくなりました。 現状は一年に一度の総会およびトーク会しか行っていませんが、今後はもう少し有志の方々と相談しながら、会員が社工会をうまく軽やかに無理なく活用していければよいなと考えています。 オンライントーク会(単独でも複数でも)の自主企画や、社工会そのもの、について関心やご意見のある方は、是非お気軽にご一報ください。 また社工会の活動はメールが生命線ですので、メーリングリストへの未登録の方々へも、是非皆様の縦横のつながりで声掛けしていただきたく、よろしくお願いいたします。 |
副会長 松本香澄(88B・肥田野研) ※留任
引き続き、副会長を務めさせていただく松本香澄でございます。
学部卒業後、東京都庁に就職してはや35年あまり。子育てもメンタルも病欠も経験した経歴も含め、女子枠、官公庁枠で、末席にてお世話になっております。 社会工学科への想いについては、さまざまな場面でお話をさせていただいています。 高校時代に中村良夫先生の景観に関するコラムに出会い(航空会社の機内誌)、社会工学科の存在を知り、センター試験の後に「東工大社会工学科」を志望することに決めて以来、社工LOVEで過ごしてまいりました。コロナ前の数年、社工会の活動に参加したり、先輩・後輩に巡り合う機会があると、「(かつて存在した)社会工学科に所属したプライド」を改めて自覚するようになりました。 社会工学科でくくられた仲間、先輩・後輩はとてつもなく貴重な集団だと思っています。根がお節介な自分は、人と人とを結ぶこと、多様な知見の融合をしかけること、何かを生み出す仕掛けを応援すること・・・等々を側面から支援したいと心から願っています。同じ社工DNAを持つ集まりである社工会は、まさにその実践の場ではないかと・・。 自分の自己実現のためにも、ひいては、まだしばらくの間は社工会がちゃんと存続できるように、事務的にも、精神的にもフォローできるスタンスで関わってまいりたいと思っております。 一緒に活動を盛り上げていきましょう。どうかよろしくお願いいたします。 |
副会長 宮下賢一(95B・中井研) ※留任1995年中井研学部卒の宮下です。26期生、社工50年の歴中でちょうど真ん中になります。引き続き、社工会副会長としてお手伝いさせていただきます。
私は学部卒業後、鉄道会社での商業施設デベロッパーを皮切りに、不動産投資ファンドでアセットマネージャー、ITクラウドベンダーでコンサルタントと、社工同窓が多い職種に携わってきました。その後、父が病に倒れ家業の下請電気工事業を承継し、早10年が経とうとしています。 社会人生活と失われた30年が重なりますが、この間「格差社会」「階級社会」と呼ばれてきました。期せずしてこの格差を両側から眺めることとなりましたが、社会工学として学んだ多面的なものの見方と、社工会等を通じて得たゆるい社工人脈に助けられています。 折角同じ珍しく、マイナーな、無差別級の専攻を学んだ仲間として、今後とも社工会で緩い繋がりを続けられればと望外です。 ※宮下副会長が「社会工学」について語った記事は、こちらでご覧いただけます(外部サイト)。
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監査役 吉藤茂(85B・華山研/87M・原科研/01D・肥田野研) ※留任今年度も昨年度に続き、監査役を担うことになった吉藤です。下記は、副会長就任時のご挨拶ですが、初心を忘れず、「弱い紐帯」の触媒になれるよう努めて参ります。たた、「弱い紐帯」を発展させる為には、(年代的にも)多様なメンバーの交流が欠かせません。ここ数年、役員のメンバー構成が変わっておりませんので、「私も役員として様々な方と交流したい」という方は、是非ご連絡下さい!お待ちしております。
(副会長就任時ご挨拶) 副会長の職を担うことになった吉藤(85B華山研/87M原科研/01D肥田野研)です。 どうぞ宜しくお願い致します。 私自身は、学部・修士・博士課程の各々を社工の異なる3人の先生方に(Dでは経営工学の今野先生にも)お世話になりましたので、何らかの形で社工に恩返しをしたいと思い、副会長職を引き受けさせて頂きました。 会長からのご紹介にありました通り、私は銀行において市場業務(金利や為替などマーケットでのトレーディング業務)やリスク管理業務に長く携わって来ました。社工の卒業生の中においては、少数派に属するのではないでしょうか。社工のOBの方々と直接仕事で接点を持つという事も少なかったように思います。他の学科であれば、学会があったり、そこを起点とした仕事上の繋がりがあったり、もっと密度の高いネットワークを形成しているのではないかと思います。 けれども、私は様々な分野に散らばる社工の密度の低いネットワークはとても価値のあるものだと思っています。安田雪さんという方が書かれた『人脈づくりの科学』では、「弱い紐帯(稀にしか会えない人、社会的に遠い地位の人などとの関係)ほど強い」というパラドクスが紹介されています。「パーソナルネットワークに遠方の人を数多く含んでいる管理職は昇進が速い」という米企業での実証研究結果もありますが、「密度の高いネットワークは頑強だが閉鎖的で情報収集力が低い一方、密度が低いネットワークは頑強性では劣るもの開放的で情報収集力が高い」、ということが影響しているのだと思います。 社工会が弱い紐帯の触媒になれるよう、貢献していきたいと思っています。今後とも宜しくお願い致します。 |
事務局員 津々見崇(97B/00M・渡辺貴介研)
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